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おうさまのみみはうさぎのみみ

おうさまのみみはうさぎのみみ

6.お金について考えましょう

【お金について考えましょう】

1.自己資金を準備しよう。
2.無期限無利息の借り入れについて。
3.融資制度を利用する。
4.お金を借りてはいけません。

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1.自己資金を準備しよう

本来はお店の形体や仕事内容を決めてから、必要資金を割り出すものですが、
とっても大切なことなので、先に書きます。

ちなみに開業資金平均額は1,538万円だそうです。
(国民生活金融公庫の『新規開業白書』2002年8月)

そのうち、3割くらい(400万前後)みなさん自分で用意しているようです。
脱サラした方が、退職金を使う場合が多いようですね。


さて、わたしが想定しているお店の開業資金は、ケタが違います。
しかし、その場合も、出来れば全額、もしくは半分、少なくとも3割は、
自分で準備しましょう。

あなたの心の中は起業への思いでいっぱいです。
わかります、わかります。
きっと、今の仕事の魅力を感じなくなり、今すぐにでも辞めたいことでしょう。
起業した後の生活を考えると、今の生活が平凡でつまらなく感じるかもしれません。

ただ、就職するということは収入につながりますが、
起業するということは、収入もありますが、支出も発生します。

開業してから3年は赤字を覚悟しろ!と言われます。
これには、「石の上にも3年」という意味と、
「3年やっても黒字にならないなら、何か問題がある」という意味が含まれています。

自己資金のゆとりがあればあるほど、
この期間を乗り越える体力があるということですから、
未来のためにひとふんばりしましょう。

今の仕事を続ける。
アルバイト(副収入)をする。
支出(生活費)を減らす。
持っているものを売る。
など、工夫をしてみてください。

3年分の生活費、とまでは言いませんが、
1年、少なくとも半年の生活費を確保できるくらいにはしましょう。

「ちっちゃなお店の作り方」ですすめる方法は、
あえて退職金には開業資金としては手をつけないことをお勧めします。

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2.無期限無利息の借り入れについて

無期限無利息の借り入れ、とは、つまり、配偶者、親、兄弟などからのお金を借りることです。

「もしもの時は、なかったことになる借り入れ」ということ。
もちろん、最初っから踏み倒すつもりなのは論外です。
もしもの時は、お金ではなく別のもので恩返しできる方への借り入れです。

と言っても、返さなければいけないお金ですから、
できれば配偶者、までにしたいところです。

兄弟姉妹、その他親戚まで及ぶことをお勧めしない理由はいくつかあります。

●兄弟姉妹が結婚している場合、相手の配偶者は他人である。
お金によって関係が揺らぐのは好ましくないので、
もしも借りる場合は、相手の配偶者にも納得していただくか、
相手の家庭に影響のない範囲内の金額にしたい。

●兄弟姉妹には、親の世話のため、時間やお金を協力し合わなければいけない時期が来る。
その時には、お金がからんでトラブルになる場合が多い。
そういう事例を見たので言いますが(幸いわたしの親族ではありませんが)、
十年以上経って、商売がうまく行き、仕事が忙しくて親の世話ができなくなったあなたが
「あの時に協力してあげたのに」と言われることのないように、
どんなに仲のいい兄弟姉妹であっても、借り方と誠実な返済は気をつけたい。

●親戚の方の協力をすすめないのは、上記と同じです。
親、兄弟姉妹は、あなたが困っていたので助けてくれたのかもしれませんが
それ以外の方は、あなたの夢に投資してくれたのです。
株主と同じ。
借りた分を返せない場合は経営者としてそれなりに処分を受けるのはもちろん、
利益が上がった場合は配当もつけなければならないと思ってください。

無期限無利息だ、気にしなくていい、と今は言ってくれていても、
いつかあなたの会社のビルが建った時、同じことを言ってくれるでしょうか?

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3.融資制度を利用する。

各地方自治体で、資金制度融資を行っています。
都道府県、市町村、あとは商工会議所など、必ずあるので、一度確認してみましょう。
国民生活金融公庫や、中小企業金融公庫なども、確認してみてください。

できれば、大きな借り入れはしないですめば言うことがないのです。
しかし、これらのいろいろな制度の中には、
その地方の一等地とも言える場所のビルのテナントが、とても安い価格で借りられたり、
場合によっては、返済しなくてもよいお金が借りられたりする場合もありますので。
一度は知らべてみて損はないと思います。

ただし、必要な金額と開業資金の内訳をはっきりさせること、
売上げ予定表、返済計画も、数字で出して持っていかなければなりません。

いくらかかるかわからないがたくさん貸してくれ、
計画では赤字になるが、がんばるから、
いつ返せるかはわからないけど、できるだけ早く返します。
なんて計画では、お話になりません。

あなたが貸す側になって考えてみて、貸したいな、と思え、
この地域にこんなお店があったらいいな、活性化するな、
と思えるような計画を立てればいいのです。

ちっちゃなお店を作る時、事業計画を立てずに開業する方も多いようですが、
融資を受けることを考えている場合は必ず書くことが必要です。

ちなみに、るーふぁの開業時には融資は受けませんでした。
自己資金でまかなえたことと、
(整体、アロマなど自分自身がいればどこでもできる仕事なので)
地方自治体や、商工会議所の融資はその場所に数年住むことが条件だったりと、
あてはまらないこともありましたので。

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4.お金を借りてはいけません。

おっきな商売を考えている方には当てはまらないでしょうが、
ちっちゃなお店を作りたい方は、絶対にお金を借りてはいけません

上記に書いた、
自己資金、親、兄弟、(地方自治体等の融資)以外のお金です。
サラ金など合法でも違法でもダメ。

お金はあなたを幸せにします。
でも、苦しめたり、命をおびやかしたりもします。
わたしは何千万も借りるわけじゃないし、大げさよ。
とお思いでしょうが、
借金を苦に自殺した方の一番多い借金の金額は200万前後だそうです。

200万。
1年まともに働けば、簡単に返せる金額に思えますよね。
だからこそ、誰の協力も得られず、追い詰められる金額のようです。

お金を借りる場合は、よく考えてくださいね。
どんなに簡単に借りても、絶対に返さなければいけないお金なのですから。

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これらをふまえて、お店の計画を建ててみよう!


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